国産コーヒーチェリーの糖度(考察)

コーヒーチェリー考察

沖縄産コーヒーチェリーの糖度について前回のブログで糖度21%と書きましたが、別のコーヒー農園の方はmax 23%あったと報告がありました。

国産コーヒーチェリーについての資料や過去のデータがないので比較できませんが、今年は沖縄本島で雪が降る大寒波があったことで糖度が高くなっているのかもしれません。

植物は光合成で炭水化物(ショ糖等)を合成しており収穫期近くの低温はコーヒーの生育活動が抑えられ糖類が溜まり甘くなった可能性が考えられます。

栽培品種や肥培管理でも糖度の違いが出ますが、特に大きく左右するのはコーヒーチェリーを収穫するタイミングです。

下記は沖縄コーヒー園で育てているジャマイカの木のコーヒーチェリーです。2つのチェリーは完熟しておりますが左は収穫を遅らせたもので糖度が増しています。

コーヒーチェリー糖度比較

完熟度の違いにより差が出る

ブラックコーヒーの甘さは、コーヒーチェリーの糖度や精製法も影響します。

また、コーヒー生豆中の甘味成分である少糖類を最適なローストとドリップでロスなくカップに注げるかがポイントになります。

抽出方法、抽出温度、抽出時間など、いろいろな要素があるためポイント探しは難しいです。