沖縄産コーヒー☆脅威の鳥☆シロガシラ☆焼き鳥ではありません

タイワンシロガシラ

沖縄コーヒー農家が最も恐れる鳥

焼き鳥の名前みたいな鳥「シロガシラ」沖縄全域に生息する害鳥です。

※ ちなみに焼き鳥の「カシラ」は鶏肉でなく豚肉ですが。。。

まだ被害は少ないですがコーヒーの実も食べに来る賢い小鳥です。

名前:タイワンシロガシラ(台湾白頭)
分類:スズメ目ヒヨドリ科
全長:約19cm
学名:Pycnonotus sinensis formosae
鳴声:動画の鳴き声「地鳴き」

沖縄本島のシロガシラとは?

1976年に沖縄本島で初確認された外来種で台湾原産のタイワンシロガシラになります。頭が白いから白頭(シロガシラ)と言い日本の侵略的外来種です。

侵略的外来種とは?

外来種の中で特に地域の自然環境に大きな影響を与えるものを言います。 沖縄ではハブ対策で持ち込まれたマングースやこの台湾シロガシラがそうで、その他にアリモドキゾウムシ、イモゾウムシ、ウリミバエ、アフリカマイマイなどがあげられます。

シロガシラによる沖縄の農業被害

インゲン、トマト、キャベツ、レタス、カボチャ、コーン、バレイショ、パパイヤ、ビワ、バンジロウ、コーヒーなど多数。まさにグルメ鳥。害虫を食べてくれる益鳥の面もあり。シロガシラは頭が良く防鳥網が役に立たないことも。

備考

①似た鳥でヤエヤマシロガシラ(沖縄県準絶滅危惧種(日本固有種)もいます。主に八重山諸島に留鳥として生息。タイワンシロガシラと似ていて見分けが難しいです。コーヒーの実を食べにくるかは不明。

②最近はヒヨドリもコーヒーチェリーに興味を示しているので台湾シロガシラ同様に気をつけたい野鳥です。