沖縄産コーヒーとサトウキビで作る新作珈琲
サトウキビ珈琲を作ってみました。
サトウキビのしぼり汁でコーヒードリップをします。
サトウキビの汁でドリップする方法は一般的でありませんが、ブラジルでは珍しくないそうです。
沖縄と言えばサトウキビ!と言われるほど県民に愛されている農産物です。
そこで沖縄産コーヒー豆と融合した一風変わった珈琲づくりをしてみました。
さとうきび珈琲作りの様子
サトウキビコーヒーの作り方
①サトウキビを収穫
②下処理をする
③圧搾機にかけ搾汁
④加熱・アク取り
⑤コーヒーの準備(焙煎など)
⑥サトウキビの汁でドリップ
※ブラジルではネルで淹れるそうです
サトウキビコーヒーの味
とても甘いです。通常のドリップでは日本人の口に少し合わないかなと感じました。
少し青臭さもありコーヒーとのバランス調整が必要と思いました。
そこで、エスプレッソに変えて調整したところ美味しくなりベストな珈琲の味に仕上がりました。
サトウキビとは?
沖縄でウージ(沖縄方言)と言われ沖縄の畑の半分、農家の70%はサトウキビ栽培をしています。
沖縄のサトウキビの生産量は年間約70万トンです(世界一のブラジルは約7億トン)
サトウキビ(sugar cane)はイネ科の植物で太い茎で節があり高さは3mぐらいになります。
見た目は竹やススキに見えますが、茎の内部は軟質で糖分を含んでおり大変甘いです。
食べ方は外側の硬い皮を歯で剥き、内部の繊維状をかじり吸汁します(通常は機械で絞ります)
沖縄黒糖とは?
さとうきびのしぼり汁(糖分)は砂糖の原料になり沖縄黒糖が作られています。
黒糖の作り方(しぼり汁を煮詰める)
黒糖(raw sugar)はビタミン・ミネラルがたくさん含まれています。
ミネラル分が糖蜜に多く含まれているので、渋み・苦味・雑味・さらにカラメルの甘みも強く感じられます。
同じ沖縄県産黒糖でも地域や土壌、肥培管理で味が異なります。
黒糖の特徴は独特の風味と香りです。特にエスプレッソコーヒーとの相性が抜群です。また調味料としても使われます。
サトウキビは砂糖以外にお酒(ラム酒)・バイオ燃料・アミノ酸(グルタミン酸/味の素)などの原料にもなっています。
観光地では黒糖作り体験やサトウキビの収穫体験、サトウキビジュース(100%しぼり汁)がありますので、沖縄の特産品が楽しめます。