少し仰々しいタイトルですが、一般的に海外の高価なコーヒーは「標高が高いところで昼夜の寒暖差があるところで作られる」と多くのコーヒー書物に記されています。
沖縄は海外のコーヒー生産地と比べると標高が低く昼夜の寒暖差は大きくありません。また、 コーヒーベルト からも外れるため 沖縄では美味しい珈琲は作れない というのがコーヒー専門家の見方でした。
しかし、沖縄産コーヒーの現状は、スペシャリティクラス ~ 不味い ものまであり、品質の維持管理と安定生産ができれば、沖縄から世界のコーヒーの常識を変える ことができるものと思っております。
沖縄で スペシャリティクラス の 珈琲 が作れる理由として、第一に栽培環境があげられます。特にコーヒーの木にとって 北緯26度の冬の寒さ は生育限界レベルまで達し この過酷な環境下が一つの要因だと思っております。
また 日射強度 も考えられます。下記は世界の全天日射量で濃赤ほど太陽エネルギーが強く沖縄は橙色なのでコーヒーベルトの中では相対的に日射強度が弱いですが、むしろこれが幸いしていると思われます。
今は仮説にすぎませんが、今後は国産コーヒーの未知を解明していきたいです。
最後に沖縄コーヒーは世界の高級コーヒーと勝負できるだけの ポテンシャル があり 課題は多いですが、栽培・精製・焙煎工程の更なる検証と改善で トップレベル を目指せるものと思っております。
※ スペシャリティクラス と表現していますが、専門家による coffee カップ評価で毎回ではありませんが確認しております。