昨今、様々なエコストローがある中、究極のエコストロー「空心菜ストロー」をご紹介いたします。
空心菜ストローとは?
夏の代表野菜である空心菜(クウシンサイ)の茎の部分を使ったストローです。
空芯菜ストローの作り方(解説付)
空心菜は名前の通り茎の中が空洞になっていてストローとして利用もできます。臭いはほとんどしませんので飲み物の邪魔をしません。
※茎の中は完全な空洞ではなく節部分に膜があるので竹串などで貫通させてから使用してください。
空心菜ストローのメリット・デメリット
メリットは食べられることです(飲み終えた後にストロー野菜を食べる気にはなりませんが)
食べなくてもコンポスト化(肥料)にできるためゴミが出ません。
また空心菜は再生野菜で何度も収穫でき一苗あれば挿し穂でも増やせるので低コストで作れます。
デメリットとして空心菜は夏野菜なので寒い時期はありません。また長期保存できないことや気軽に持ち歩けないことがデメリットになります。
空心菜とは?
ヒルガオ科サツマイモ属の中国野菜でサツマイモやアサガオと同じ仲間です。
つる性多年草ですが寒さに大変弱く沖縄で越冬はできますが関東あたりだと秋に枯れてしまいます。
また、栽培が容易でビタミンAが豊富な美味しい野菜です。
空心菜の名前はいろいろ
ヨウサイ、エンサイ(エンツァイ)、ウンチェー(沖縄方言)とありますが、クウシンサイという呼び名が浸透しています。
スーパーの商品名では、ビタミンクイーン、夏サラダ、アサガオ菜などの名称で販売されていることがあります。
空心菜レシピ
空心菜は栄養満点野菜で炒めもの、サラダ、おひたし、天ぷらなど何でも合います。お茶にもできます。
お勧めはシンプルなニンニク&ベーコンを加えた炒め物です。
※栽培すると食べきれないほど収穫できますので、葉は乾燥させてお茶として保存も良いかもしれません。
空心菜カッターでクルクルサラダ
茎の部分をサラダ用にお洒落に装飾するときに使う「空心菜カッター」便利な道具です。ベトナムでよく使われています。
使い方は簡単で棒を茎の中に通して押し出すことで刃部分(オレンジ部分)で茎が裂かれる仕組みになっています。
空心菜カッターの作業動画 → こちら
空心菜の育てかた
生命力が強く無農薬で育てられる野菜です。タネから育てて1か月後に収穫ができます。
タネを一晩水につけたあとプランターにまいてベランダ栽培でOKです(生育適温25℃以上)
沖縄の園芸店では一苗50円で販売されています。もしくはスーパーで買ってきた空心菜を挿し穂として増やすことも可能です。
空心菜は水が大好きで高温多湿を好みますので陽当たりの良い場所で土を乾燥させないよう育てることがポイントです。
水耕栽培にも適しており富栄養化した水域で良く成長します。また汽水や温泉水で栽培されている方もおります。
虫はつくことがありますが軽被害です。ご参考に沖縄の空心菜につく害虫(トビハムシ)を調べたことがあります。
空心菜ストローを目的に栽培するなら
土栽培が良いです。空心菜ストローは茎がやや硬めが適しており水耕栽培だと軟らかいものができやすいです。
また、空心菜は再生野菜で何度も収穫できますが、土栽培でも初期の収穫物の茎は軟らかめです。栽培を継続していくことで硬めの茎ができてきます。
空心菜ストローの作り方
1.空芯菜を収穫後、葉っぱを取り茎だけの状態にします。
2.ストローの長さに切ります(ハサミで簡単に切れます)
3.茎の中に棒(竹串など)を一回通します(節の部分に膜があるため)
沖縄産空心菜に注意!
他県のスーパーで時々沖縄産空心菜をみかけることがありますが、沖縄以外で沖縄産空心菜の販売は違法です。
理由は沖縄特有の虫(外来種:アリモドキゾウムシ)などがヒルガオ科の植物につくためで植物防疫法で沖縄から他県への空心菜の持ち出しが現在禁止されているからです。
以上、空心菜を育ててストロー野菜!でエコライフ 一度お試しあれ~♪