沖縄産コーヒーの試飲会(嫌気発酵コーヒー飲み比べ)を開催しました。
コロナの影響もあって約1年ぶりの開催となりましたが、今回は恩納村のリゾートホテルを貸して頂き有意義で楽しい時間でした。
沖縄産コーヒーの試飲会の様子
沖縄産コーヒーの勉強会の様子
ホテルでは火が使えなかったため、手焙煎(ガスコンロ)はやめて電気式焙煎機でコーヒー焙煎をおこないました。
今年初収穫の沖縄産コーヒーチェリー(コーヒーの実)
沖縄産珈琲 発酵コーヒーに挑戦(アナエロビックファーメンテーション)
コーヒー抽出はフレンチプレスで美味しく淹れていただきました。
嫌気発酵させた沖縄産コーヒーとゲイシャコーヒーの飲み比べをしました。アナエロコーヒー(嫌気発酵珈琲)はやはり独特な味でおもしろいです。
嫌気発酵コーヒーとは?
はじめに、嫌気発酵(けんきはっこう)とは「空気(酸素)を必要としない微生物による発酵」のことを言います。
嫌気発酵コーヒーとはコーヒーの実を収穫後、コーヒー豆の精製工程で嫌気発酵させたものになります。
身近な嫌気発酵としてパン、ビール、ワイン、ぼかし肥料、バイオガス(メタン発酵)があります。
コーヒーの実の果肉やコーヒー豆(パーチメント豆)のまわりのミューシレージは糖分があり、これを嫌気(酸素がない)環境下におくと酸素嫌いの微生物たちが分解(発酵)してくれます。
嫌気発酵コーヒーは他の精製法(ウォッシュド、ナチュラル、ハニー 好気発酵)と比べると独特の風味に仕上がります。
コーヒー豆の嫌気発酵方法は様々で、アナエロビック法やマセラシオン法、酵母菌の種類や酵素反応など発酵条件の違いで多様なフレーバーが楽しめ海外では日々研究されています。