また一つ沖縄でコーヒーの常識がくつがえる出来事がおきました。
それはコーヒーチェリー(コーヒーの実)の糖度です。現在、大変甘いです!
糖度とは、100gの中に糖分が何g含まれているかを表わします
一般にコーヒーの実が甘くなるには昼夜の寒暖差が必要と言われてきましたが、沖縄産コーヒーの実の糖度は寒くない10月下旬からすでに20度を超え最高値で29度ありました(median 23%)
これはブドウと同じくらいの糖度ですが、コーヒーの実は果汁が少なくブドウとは異なる味になります。
しかし、今まであまり美味しく感じてこなかったコーヒーチェリーが甘く美味しくなったのは驚きです。
コーヒーはまさにフルーツと言えます(現在、沖縄コーヒー体験では味見体験も実施中!)
測定器:Brix糖度計(屈折計)
※このブログ内の糖度値は全てBrix値になります
※Brix値とは20℃におけるショ糖溶液の濃度を重量%で表したもの
糖度が高いことに初めは偶然か測定器の故障かなと思いました。しかし何度測定しても測定器を変えても高い値が出ます。
そこで、他のコーヒー生産者に聞くと「今年は糖度が高いね」が多いことから今年はやはり違う!と同時になぜ?という疑問もわいてきます。
今年の沖縄産コーヒーは例年より早く初収穫期がきており、これがフィールドでの大きな変化です。
原因はまだはっきりとわかりませんが、気候天候が大きな要因であることは間違いないと思います。
2016年に沖縄で雪が降った大寒波のときの最高糖度が23度です。この糖度23度は先月からコンスタントに出ています。
参考→ コーヒーチェリーの糖度(考察)
これから本格的な冬を迎えさらに糖度が増すのか?今後が楽しみであります。
今回、コーヒーの専門家の方にコーヒーチェリーの味の感想をお聞きしました。
コーヒーインストラクターの感想