数年前から沖縄の風物詩になりつつある タイワンキドクガ(蛾) 発生の嫌な季節がやってきました。
このドクガが出す毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる 0.1 mm ほどの目に見えない針毛に触れると1~2日間痒みが続きます。
この毒針毛は蛾の幼虫や成虫に 直接触れなくても風で飛んで空中を舞っています。
対策は肌を露出しない服装が効果的ですが、この時期の沖縄はとても暑いです。
特に木陰で休憩するとき注意が必要で、この毒毛虫は モモタマナ(別名:コバテイシ)という木を好みます。
モモタマナは葉が大きく日陰を作ってくれるため沖縄では公園樹や街路樹としてよくあり、この木の下に絶対に行かないことを心掛けたいです。
ただ、この毛虫はあらゆる植物(コーヒーの木や野菜等)についているのを見かけます。
毒針毛に触れると 1-3 時間後 に痒みがきますが、それまでは気がつきません。もうひとつの対策として帰宅したら全身掃除機をかけるのも良いと思います。
梅雨明けまで注意しましょう。
タイワンキドクガとは?
タイワンキドクガ(Orvasca taiwana)台湾黄毒蛾
科:ドクガ科(Lymantriidae) 属:Orvasca Walker
【分布】 奄美大島・沖縄本島・石垣島・台湾 等