Tag Archives: カイガラムシ

ハバネロ君

沖縄コーヒー栽培【害虫・害獣】忌避剤作り

07 3月 20
Okinawa Coffee Blog
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沖縄コーヒー栽培の害虫・害獣対策

沖縄のコーヒー栽培で一番の敵は台風になりますが、今後問題になるかもしれないのが害虫や害獣です。

今のところ沖縄でコーヒーの木を全滅させるような害虫・害獣被害はありません。

ただ一部被害があるカイガラムシや山林のイノシシは沖縄コーヒー栽培の喫緊の課題であります。

そこでコーヒーの木に害虫・害獣が近寄らせない対策をハバネロの辛味成分カプサイシンを使った忌避剤で検証していきます。

ハバネロは激辛危険物


ハバネロ加工作業(取扱いに注意が必要!)

ハバネロを取扱う際は、保護手袋・保護メガネは必須です!

ハバネロを素手で30分作業してみたら・・・

作業中は 特に問題なしで作業後、水道水で手をしっかり洗いました。

その後

作業終了後、手にヒリヒリ感が少しある
 ↓
1時間後 ヒリヒリ感から灼熱感に変わる
 ↓
3時間後 痛いので常時、氷水に手を入れる
 ↓
6時間後 会話ができないぐらい痛みが増してくる

ここで、油、牛乳、エタノール、除光液、コーヒーの粉で手を洗う(痛み緩和せず)

8時間後 痛みのピーク(痛くて寝れない
 ↓

16時間後 朝起きたら痛み(左手)が消えていた

感想

作業時にハバネロを触っていた左手が激痛でした。

ハバネロ 火傷

ハバネロを触っていた左手が痛い (3時間後)

激痛を言葉にすると「全ての指を深爪にしてフライパンで手を焼いてるような感覚」でした。

この激痛から解放されたく「油、牛乳、エタノール、除光液(アセトン)、コーヒーの粉」で左手を洗いましたが直ぐに痛みは治まりません。

一方、作業時にハバネロにあまり触らなかった右手は若干の灼熱感があるものの我慢できるレベルでした。

16時間後、左手の激痛が消え右手の灼熱感は残っているので、上記を使った手洗いに効果があったことがわかりました。

ただ、何が効いていたかは不明です。

個人的には、コーヒーの粉で手を洗うのが気分的にクレンジング感があって良いかなと思いました。

カプサイシンから身を守る

辛味成分がある食材(ハバネロ・唐辛子・ハラペーニョ)を扱うときは必ず保護手袋、保護メガネをして作業する。

作業後は直ちに、コーヒーの粉でこすり洗いすると良いと思います。

コーヒー 手洗い

辛味成分(カプサイシン)を珈琲でとる

※手についたカプサイシンは水道水で手を洗うだけでは全く取れず効果はありません。

※カプサイシンは水に不溶で油やアルコールに可溶です。

※コーヒーの粉は若干の油があり吸着作用もあるのでお勧め。

ハバネロはどのくらい辛いの?

ハバネロの辛さは約20~30万スコヴィル値と言われています。

これはスコヴィルさんが発案したもので、例えばハバネロ1gピリピリ感じなくなるまで浴槽いっぱいの水(20~30万倍希釈)で薄める必要があるレベルです。

ハバネロは外側を触っても大丈夫です。中身が危険で特に胎座にカプサイシンが最も多く含まれています。

ハバネロとは?

トウガラシの仲間(ハバネロ、ハラペーニョ、ピーマン、パプリカ、シシトウ)です。

ハバネロ、ハラペーニョは香辛料、ピーマン、パプリカ、シシトウは野菜として改良されてきました。

栽培ではナス科の植物なのでアブラムシがつきますがカイガラムシはみかけないです(2020年3月現在)

ハバネロ苗

ハバネロの苗

沖縄ハバネロ

ハバネロをコーヒーの木の下に

ハバネロ栽培

ハバネロ:成長すると木のようになる

農業テロ

武田鉄矢の農業テロの話

29 11月 17
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武田鉄矢 今朝の三枚おろし

この番組は平日の朝、ラジオで10分間放送されます。
毎週、違うネタで話を三枚におろして、わかりやすく武田鉄也さんが解説されています。

11月13日からの2週分(全10回)はコーヒー栽培者必聴の内容でした。
下記ユーチューブから全10回分まとめて聞けます!

☆世界からバナナがなくなるまえに 著者:ロブ・ダン(ノースカロライナ大学 進化生物学者)

世界からバナナがなくなるまえに」の本の内容を荒く三枚におろしています。

この本は主に「作物は同じ品種を大量生産すると危険!」という内容のものですが、バナナ以外にコーヒー、カカオ、ジャガイモ等多岐にわたっています。

また、番組ではチョコレートテロ(カカオテロ)の農業テロも取り上げています。


現場でいろいろな品種のコーヒーを栽培していると不思議な現象を目にします。

それは、カイガラムシという害虫が付きやすい・付きにくい品種があるということです。

何故だろう?と調べているうちに「世界からバナナがなくなるまえに」に出合えました。

この本では
サビ病菌は進化を続け今やロブスタ種も含め全てのコーヒーの品種を攻撃してくるが、カイガラムシがいることでサビ病は減少すると書いています。

カイガラムシ被害 カイガラムシ 沖縄 カイガラムシ

カイガラムシは様々な作物につき厄介な害虫です。持続可能な農業にするには生態系の多様性を理解すると共にアグロエコロジーの研究や零細型農業が必要になってくると思いました。

今後も気候変動や目に見えないウイルス、細菌、菌類がコーヒーの木を脅かしてくると思います。生産者の皆様がんばりましょう!

沖縄コーヒー農場

バラエティな沖縄コーヒー農園

07 6月 17
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この時期、バラエティに富む沖縄コーヒー農園です。

①コーヒーチェリー(大きいのから小さいのまで)

コーヒーチェリー沖縄

沖縄コーヒーチェリー

②現在、開花時期のコーヒーの木

花コーヒー

③花が咲き終わったコーヒーの木

コーヒーの花

④これから咲き始めるコーヒーの木

コーヒーの蕾

⑤出芽・子葉が出始めるコーヒー豆

コーヒー豆の出芽

⑥シャクトリムシ(尺取虫)出現

シャクトリムシ

蛾の幼虫で、イモムシであるが下記のような毛や針に覆われていない。
木の枝に擬態するが割と見つけやすい。コーヒーの葉を食べる。

⑦タイワンキドクガ出現

タイワンキドクガ

たくさんいると痒くなる。

⑧アリに注意

アリは甘露を出すカイガラムシと深い関係があります。やがて「すす病」を誘発します。コーヒーの木にアリがいたらほぼカイガラムシがいますので除去しましょう。

沖縄コーヒー栽培3

沖縄コーヒー 栽培の話 その3

27 8月 16
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沖縄コーヒー 栽培の話 その3

 コーヒーの葉焼けと害虫について

沖縄コーヒー栽培で危険サインと言える2つの症状を紹介します。

葉焼け

コーヒーの木は直射日光に長時間当たると葉焼けを起こすことがあります。葉焼けすると葉は元に戻ることはありません。

沖縄珈琲 葉焼け

葉焼け実験

沖縄コーヒー 葉焼け

コーヒーの葉 葉焼け

害虫

沖縄コーヒー栽培で特に多い害虫はカイガラムシです。放っておくと最悪、木が枯死することがあります。

沖縄コーヒー カイガラムシ

カイガラムシ

沖縄珈琲 カイガラムシ

このタイプは すす病を誘発する

2つの症状の共通点は暑さです。

コーヒーの木にとって気温30℃超えは大きなストレスになります。

そこに直射日光による葉温上昇や土の乾燥等が重なると木が弱まります。木が弱まると葉焼けや害虫被害が発生しやすくなります。

対策

ストレスの除去です。

基本的には長時間の直射日光を避け風通しの良い栽培環境にすることです。

ただ、必ずしも改善するとは限らず原因は複合的が多く、水やりの頻度・肥料の過不足・根詰まり・剪定(枝透かし)等も併せて見直したいです。

農薬に頼らない無農薬栽培でコーヒーを育てるには木を元気にすることが一番です。

沖縄コーヒー生産組合 試験農場より