コーヒーの花とコーヒー花茶
コーヒーの木はコーヒー豆以外にコーヒーの葉(お茶やスプラウト)コーヒーの実(ジャムやカスカラティー)コーヒーの花(Coffee flower Tea)も利用でき捨てるところがありません。
そこで、沖縄ではそろそろコーヒーのお花見シーズンに入りますのでコーヒーの花とコーヒー花茶について書いてみました。
コーヒー花茶を作ってみた
☆コーヒーの花
コーヒーの花は白色花でジャスミン香を放つ両性花です。
花の寿命は1~3日で基本 花弁5枚、おしべ5本、めしべ1本からなります。
コーヒーの花言葉は「一緒に休みましょう」です。
この花言葉を考えた人は誰かわかりませんが、花言葉の発祥はトルコで後にフランスで花本が出版されたことからトルコ人かヨーロッパ人の方かなぁと思われます。
☆コーヒーはアカネ科
コーヒーの木はアカネ科に分類されます。
アカネ科は花弁数が多様なものがあり、例えばクチナシは基本6枚ですが4~8枚の花弁もあります。
コーヒーも同じで花弁数が6~9枚のもあり、花芽サイズや環境などの要因で変動するのかもしれません。
☆沖縄でコーヒーに実がなる理由
コーヒーは自家和合性と自家不和合性の品種があります。これは自家受粉できるかの違いになります。
沖縄で栽培される多くはアラビカ種で自家受粉(自花受粉)する品種です。
自家受粉は送受粉の確実性が高いため、沖縄でもたくさんの実をつけることができます。
アラビカコーヒーの花は他家受粉の余地を残しつつ、虫媒、風媒に頼らなくても閉花時に自家受粉できる仕組みを持っています。このことから花の寿命が短いと思われます。
☆コーヒーの花茶
コーヒーの花茶はさんぴん茶(ジャスミンティー)に似ており芳醇な味わいで大変おいしいです。
さんぴん茶は茶葉をジャスミン花で着香したものです(ジャスミン花は香料植物マツリカ(茉莉花)を使用)
☆コーヒーの花茶(考察)
コーヒーの花茶はアラビカ種よりリベリカ種の花のほうが良い感じに思います。
それはコーヒーの自家不和合性(リベリカ種)の花は花冠・花香が優れ、また花を焙煎すると味に深みが増します。