北海道でコーヒー栽培?ズバリできます!
北海道コーヒーの栽培事例を紹介いたします。
その前に予備知識として(大まかに)
一般的なコーヒーの栽培温度帯は 15-30℃ 栽培適温は 20-25℃ です。
枯死注意温度は 15℃以下(寒風が当たらなければ10℃まで耐寒)
最成長の温度は 25℃前後
高温ストレス温度 30℃以上
北海道の冬はとにかく寒いのでコーヒーの露地栽培はできません。
グラフから 6-9月頃 以外は屋内栽培で屋内温度を 10℃以下 にしないことが必要となります。
上記は園芸愛好家のコーヒーの木で6年目で結実。最低気温を 15℃ に保ち育てられています。
下記は道東科学教育支援ネットワーク様が育てられているコーヒーの木になります。
道東科学教育支援ネットワークとは(http://www.npo-kyss.org/dotonet/)
道東地域(東北海道)で理科教育を支援し科学に関する興味・関心を高め豊かな文化を創造する活動をしています。
道東科学教育支援ネットワーク 栽培者様のお話です。
真冬の外は -10℃ 以下になるので冬は一日中暖房を入れ、室内温度を 20-24℃ を維持してます。
北海道の住宅は機密性が高く家の中はポカポカです。冬はアイスクリームの消費量が高くなりますよ。
現在もコーヒーの木は元気に育ってます。
毎年コーヒーチェリーの収穫量は少ないですが、フライパン焙煎して飲んでます。
冬の北海道は外は厳寒で室内は南国のようです。室内はコーヒーにとってCO2濃度も高く最適な環境です。
逆に沖縄は暖房を持たない家庭もあり冬の室内は沖縄のほうが寒いです。
また、北海道でのコーヒーの木は成長が遅く4年で1m前後という事例が多いです。
品種にもよりますが、沖縄では4年で2m超、3年目で結実することから、およそ2倍の生育の違いは年間を通した気温や日射量、日照時間と推測されます。