沖縄コーヒー 栽培の話 その3
コーヒーの葉焼けと害虫について
沖縄コーヒー栽培で危険サインと言える2つの症状を紹介します。
【葉焼け】
コーヒーの木は直射日光に長時間当たると葉焼けを起こすことがあります。葉焼けすると葉は元に戻ることはありません。
【害虫】
沖縄コーヒー栽培で特に多い害虫はカイガラムシです。放っておくと最悪、木が枯死することがあります。
2つの症状の共通点は暑さです。
コーヒーの木にとって気温30℃超えは大きなストレスになります。
そこに直射日光による葉温上昇や土の乾燥等が重なると木が弱まります。木が弱まると葉焼けや害虫被害が発生しやすくなります。
【対策】
ストレスの除去です。
基本的には長時間の直射日光を避け風通しの良い栽培環境にすることです。
ただ、必ずしも改善するとは限らず原因は複合的が多く、水やりの頻度・肥料の過不足・根詰まり・剪定(枝透かし)等も併せて見直したいです。
農薬に頼らない無農薬栽培でコーヒーを育てるには木を元気にすることが一番です。
沖縄コーヒー生産組合 試験農場より