水分値(含水率)とは、物質に含まれる水分の割合を百分率(%)で表したものです。
例えば人間の水分値は 60% です。
コーヒーについては焙煎豆の水分値は 2% 前後で抽出したコーヒーは 99% になります。
コーヒー豆の水分値で特に重要なところは収穫後のコーヒー豆をどの程度まで乾燥させるか?
収穫後のコーヒー豆(パーチメント豆)は水分値が高いので、乾燥工程で概ね水分値 11% 前後に調整します。
(沖縄コーヒー生産組合の乾燥方法は 天日干し です)
コーヒー生豆は焙煎すると重量比で 15% 前後低下します(大半は水分が飛びます)焙煎は脱水工程ですので、ローストプロファイル(焙煎の設定条件)を決める際に生豆含水率は有用なファクターになります。
※ 焙煎前に生豆を水洗する方法もありますが、水分値を知ることで最適な浸漬時間が決められると思います。
また、コーヒー豆は保管方法や保管場所で水分値が増減します。種子の寿命も温湿度が関係しますので気を付けたいです。