うんちコーヒー(コピルアク)
うんちコーヒー? と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、このコーヒーは動物の糞から採取したコーヒー豆で世界で一番値段が高く最高級品と言われております(約5年前ロンドンの珈琲店で1杯100ドル)
「コピ・ルアク」というコーヒー名で、インドネシアやベトナム・フィリピン・インドなどで作られます。
偽物品も多く特に観光客をターゲットにお土産品としてあるようです(偽装沖縄産コーヒーと同じです)
コピ・ルアクの「コピ」はコーヒー「ルアク」はジャコウネコ(麝香猫)という意味で、ジャコウネコの糞から採れるコーヒー豆のことを言います。
独特の香りを持ち産出量が少ないため 幻のコーヒー と言われます。 日本では ルアック・コーヒー とも言われます(年間生産量:推定 50t)
現地ではジャコウネコを飼育してコーヒーの実を食べさせ商品化する人が多いです。自然のジャコウネコの糞から採取した野生品もあります。
バリ島在住の知人が 「そもそも糞から採取していない商品やブレンド品のような 怪しいコーヒーが観光地で横行 しているように見られパッケージを信じ購入する観光客が多い」と話しています。
このような一部のモラルない行為が産地全体の信用を傷つけることになるので、沖縄同様にやめてもらいたいです。
知らぬが仏と言う人もおりますが、本物を安心して購入するには現地の場合、お土産さんよりも地元の人がその珈琲を購入したり飲んだりするお店で 日本にいる場合は、信頼できる販売店や豆の評価ができる珈琲専門店をお勧めいたします。
下記は先日購入した コピ・ルアク です(信頼できるところから購入しました)
私はこのような高価希少品は原価試飲or比較品があると良いなぁと思っております。
例えば うんち前コーヒー(おまけ品として少量でも良い)とうんちコーヒーの セット販売 をしてもらいたいです。
今回のコピ・ルアクcoffeeの味ですが、やや浅めの焙煎豆で酸味と深みがありおいしかったです。
変わったコーヒー
変わったところで、ゾウの糞コーヒーもあります(source: dailynewsdig.com)
タイ・プラーオのコーヒー農園 商品名:ブラック・アイボリー(黒い象牙) 現在ジャコウネコより高価なコーヒー
ジャコウネコの糞は独特の香りが付く特性があり味に影響を与えますが、ゾウのコーヒーは飲んだことがないためわかりません。
また台湾ではサルコーヒーがあり沖縄は豚・山羊が多いので、そのうち誰かが ヤギコーヒー を作るかもしれません。
最後は人間の便からとなりそうですがcoffee1杯分で30実ぐらい飲み込む必要があるので気が向いたら実験してみようと思います。
それとブルーマウンテンで有名な高価なコーヒーも「生産地(ジャマイカ)の出荷量よりも日本で流通しているブルーマウンテンの販売量が多い」と言われています。
メタボロミクス
早くコーヒー鑑定ができる方法が見つかると良いですが、大阪大学(福崎英一郎教授)では 「メタボロミクス」の解析技術を使った研究をされており「まじめな生産者を守り本物を消費者に届ける手助けになる」とお話されているので期待したいところです。
ただ、コーヒー関係者が期待している豆を測定器に入れボタンを押すと鑑定結果が出るという機器開発というよりは 成分分析を GC/MS という分析機器を使い精度良く結果を出し解析するというトータル的手法の研究です。
私も前職でよく使っていた GC/MS ですが、前処理といって サンプル(試料)作りにとても手間と時間がかかります。
今のところ偽物かどうかは生産者・販売者のモラルになります。
偽装 沖縄産コーヒーにご注意を! もご参考に
沖縄コーヒーアイランド